別府ブルーバード劇場
終了しました
あつぎのえいがかんkiki
終了いたしました
映画の半券で応募できる異質なイベントです
このイベントはコロナ禍において中止になりました。
何卒、ご理解の程を宜しくお願い申し上げます。
終了しました
登壇者
藤井秀剛監督/越智貴広/工藤トシキ/望月智弥/美里朝希/納本歩(司会)
INTRODUCTION
イントロダクション
観客が恐怖した舞台公演から20年ーー。映画化不可能と言われた「劇場占拠事件」を世界三大ファンタスティック映画祭のひとつブリュッセル国際ファンタスティック映画祭アジア部門グランプリ受賞監督の藤井秀剛が映画化。《年齢と共に夢を追う事が難しくなる現代社会》を描いた本作は、《29歳》の若者にスポットをあて、《光と影》《希望と絶望》の狭間でもがき苦しむ姿を《交差=インターカット》させて描き、先の読めないサスペンスで観客を圧倒する《狂乱》の青春クライム・スリラーだ。「本当に夢を追う者たちは犯罪を犯す事もいとわない。一見ありえない話に見えるかもしれない。でも、そんな夢追う若者の苦しみを覗き見る感覚で観てほしいです(監督談)」
出演は、大規模なオーディションを勝ち抜いた29歳の実力派俳優陣が集結。CMなどで活躍する越智貴広や、大人気TikTokerとして大爆発中の工藤トシキ。AKB48から選抜された音楽ユニット《DiVA》の元メンバーである山上綾加らが、もはや芝居ではない《等身大のリアル》で生き様を見せる。そんな役者陣の《怒り》は《叫び》となって観る者を圧倒。まさに、観るべき狂乱世界は、《ココ》にあるーー。
STORY
カバンの中の100万円
舞台公演、初日ーー。開場を待つ200人の観客の裏では、着々と開演準備が進められていた。しかし、座長の将は、不安を抱えていた。なんと劇団員のカバンの中から《差出人不明の100万円の束》が発見されたのだ。一体これは、《何の金》そして《誰の金》なのか?困惑する劇団員たち。しかし将には、「心当たり」がある様だった・・・。
スクラップ工場の俺たち
その半年前ーー。劇団員たちは苦悩していた。夢を追いながらも変わらぬ日々に行き詰っていたのだ。「このまま終わりたくない」そう考えた彼らが画策したのは《大規模な》舞台公演。「大きな劇場を満員にして業界人も呼んで俺たちの力を証明しよう!」しかし、資金のない彼らにとって、それは《かなわぬ夢物語》。「俺たちは社会のゴミでしかない」。いつしか彼らはそう考えるようになっていた。
開演してからの事故
それから半年後ーー。彼らは大きな劇場の大舞台に立っていた。全てを賭けた芝居が始まった。満席の客席の中には、招待した業界人もいる。「ココで実力を魅せる!」そう意気込んで挑んだ大舞台!しかし、その思惑は一瞬で崩れ落ちる。舞台袖で事故が発生し団員の一人が瀕死の重体に陥ったのだ。今、彼らにできる事は、公演を中断し、救急車を手配することだった。
運命の出会い
その5か月前・・・。劇団員の苦悩は続いていた。先の見えない暗闇。更には、チンピラに絡まれ、ヤクザから借金まで負わされる座長の将と団員の樹志。特に樹志は精神的な限界を迎えていた。「・・・もう生きていけない。」そんな樹志が、自らの命を絶とうとしたその時、一人の女性が彼の目の前に現れた。「雪乃」と名乗るその女性は、樹志を死の淵から救い出す。「大丈夫ダヨ」そう言い放つ彼女の優しさに樹志は徐々に心惹かれていく。「ゴロツキではない自分の姿を雪乃に見せたい」そんな彼の想いが届いたのか、運気が味方をし始める。舞台公演を実現する方法が見えてきたのだ。まさにどん底からの脱出。全てが上手く行きつつあった。ある事件に巻き込まれるまでは・・・。
もう誰も信じない
それから5か月後ーー。全てを賭けた舞台が崩れ去ろうとしていた。きっかけは、たった1つの事故。座長の将は、遂に中止を判断。しかし、樹志は反発した。「中止などありえない。どれだけの犠牲を払ってきたか分かっているのか!」樹志は、劇場の扉に鍵をかけ、日本刀片手に観客を脅し、監禁し始めた。「舞台を再開する!終わるまで誰も出さない!もう誰も信じない!」そう語る樹志の瞳は、正気を失っていた・・・。それは《絶望》に満ちた《狂宴》の始まりだった。
監督/脚本
中学卒業後、単身渡米。10年の米国生活を経て、2500本の脚本の中から、音楽プロデューサー、つんく♂氏に見出され『生地獄』で監督デビュー。ロイド・カウフマン氏に『最高のホラー監督』と評される。
デビュー以来、人の恐怖に社会風刺を交えたサスペンス/ホラー作品のみを手掛け、2019年【超擬態人間】で、世界3大ファンタスティック映画祭の1つであるブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にて、アジア部門グランプリ受賞。【狂覗】は、劇場公開ロングランし、キネマ旬報から年間ベストに選ばれるなど、現在でもカルト作品として名高い評価を得ている。次回作は、社会派リベンジ・サスペンス【猿ノ王国】の公開が2022年春に決定している他、【ドリーム・ホーム(パン・ホーチョン監督)】などの香港の大スター、ジョシー・ホー主演の香港映画【怨泊~OnPaku~】を現在仕上げ中。
最近では、YOUTUBEチャンネル「LIVライフ」を立ち上げ、YouTuberとしても奮闘中。
製作総指揮
日本テレビ火曜夜9時のドラマ枠をほぼ一貫して手掛け『探偵物語』や『プロハンター』などの伝説の娯楽アクションを多数送り出す。他、『火曜サスペンス劇場』などを手掛ける一方、『波の盆』では、文化庁芸術大賞など総なめした。近年では、【狂覗】や【超擬態人間】といった藤井秀剛監督作品のエグゼクティブ・プロデューサーとして若手育成応援に尽力している。
プロデューサー
神奈川県生まれ。California Institute of the Arts(カリフォルニア芸術大学)卒業。帰国後、東映東京撮影所キャスティング部に所属し、多数の映画・ドラマに携わる。2005年、東映より独立しキャスティング会社RAPĀLLOを創立。TVCF、映画を中心に活動中。
プロデューサー
永六輔などが所属するマネージメント会社を経て、制作のノウハウを学び、【狂覗-kyoshi-】でプロデューサー・デビュー。藤井監督作品のパートナーとして作品を支えている。
音楽
マンドリン奏者の青山忠を父にもち、11歳からマンドリンを始める。現在、マンドリン・マンドラ演奏、作曲・編曲活動及び、映画やアニメーションの劇伴作家として活動。【闇國~二重人格の男2022年公開予定)】でも藤井監督と再びタッグを組んでいる。
ライン・プロデューサー
俳優として数多くのTVドラマに出演。俳優による制作チームCFAを率い、今回が初のプロデュース・デビュー作品となる。次回作は、出演も兼ねる【猿ノ王国】の公開が2022年春に控えている。